「なぁ、今日の部活どう思う?」

「おっ将人か、どう思うって?」

食堂で昼飯を食べているときに将人が
隣に座り今日の部活について聞いてきた。

「だから、今日の練習どんな練習すると思う?ってことだよ。」

「俺は今日例の双子を勧誘してこなくちゃならないから
俺は今日の部活は遅れてもいいんだってさ。」

「なんだよそれ、いいな~」

「全然良くないよ、勧誘してくるのって結構大変なんだぞ。」

1年生の勧誘は1年生から完全に了承をもらえなければ、
無理やり入部させることは出来ない。

だから、勧誘する時は勧誘側の力の見せ所である。

「まぁ、なんとかなるんじゃないか?」

将人が他人事のように言う。

「お前なぁ、1年生が入らないと後悔するのは俺達なんだぞ。」

「ん~、確かに1年生が入らないと大会とかは
きつくなるよなぁ。」

「うわっ!!びっくりした。」

俺と将人の会話に聡司がはいってきた。

「しょうがないなぁ、昨日俺学校休んだから俺も手伝って
あげるよ。」

「おお~、聡司お前って良い奴だなぁ。どっかの誰かとは
違ってさ・・・」

俺は面白半分で将人のほうをチラリと見た。

「わかったよ、俺も手伝ってやるよ・・・」

「じゃあ放課後になったら、行ってみようぜ。」