「お前、大丈夫?」 珍しくボーッとして。 熱でもあるのか? それなら早く送ってかねぇと。 そんな俺の心配をよそに 「すいません。大丈夫です。 ちょっと考え事してて…」 そういつも通りの笑顔で答える。 「そ?で、家どこ?」 笑顔だし心配いらないと思い ずっと聞きたかったことを もう一度聞く。 「あ、はい。 えっと…公園の近くです。」