哀しみばかりを背負う春に 虚ろな記憶の向こうで夢を見た 黒く滲んだインクを ぐしゃぐしゃに丸めた原稿用紙を 撒き散らし 吐き散らした 麗らかな春の午後 僕は 思った ただ純粋に 狂おしいほど幸福で 愛に溢れた ハッピーエンドが書きたい と