優しさも商品化してしまえばいいのに

コンビニのレジで会計を待つ間

そんな寂しすぎることをふと思った

----

売れ残ったチューイングガム
人気商品のチュッパチャップスプリン味
減りも増えもしないうまい棒

だれかれ構わず誘惑する彼らは

ほんとはどこへ行きたいんだろう

もしお菓子に命があって
こころがあるなら

彼らは泣くのだろうか
笑うのだろうか
噛み付いたり するのだろうか

お菓子社会の中で
人間社会のように
寂しくなって
誰かを求めて
すりよって
愛して

そうやって
優しさを


育てていくのだろうか