危険な彼女

「桜はね、高校になってからは毎日登校するんだ。


それも、楽しそうに…ね♪」




梓さんは、語尾を楽しそうに強調してきた。



つまりは高校には通ってることが嬉しいということだろうか。





「分かるかい?」




「………なにがですか?」




俺がそう言うと、梓さんは心底楽しそうにニヤニヤ笑った。



俺は何のことかわからず、首を傾げる。





「君だよ」




「………俺?」




「君に出会ってから、桜は本当に楽しそうに学校へ行くようになったんだ。



………最近は朝早く起きて弁当まで作るようになったみたいだしねぇ?」




「………まあ、毎日楽しいでしょうね………


あんなに毎日毎日………」





そこで、奈津は青ざめた。