危険な彼女

「友達…ですよ。

桜は友達です………」




そうだ、桜は友達だ。



いくら奴隷だ、ご主人様だ、とか言っていても、表面上は友達のはずだ。



この答えに間違いはない………はずだ。





「友達………か。


いい響きだね」




にっこりと笑い、遠くを見るようにして梓さんは言った。



その瞳は何を見ているのだろう?



どこか儚げで、寂しい目をしてるように見えた。




「友達………


昔、桜にはいなかったんだ…」




「………え?」