危険な彼女

「……………」




沈黙を保ったまま、俺に顔を近づけてくる桜。



何だか変な雰囲気を感じずにはいられなくなってきた。





――お、おいおい…

何する気だよ、こいつ………




「さ、桜………?」




「……………」




気がつけば、桜と俺の距離はほんの数センチになっていた。



互いの目がしっかり見れる距離。



こんなに桜と顔が接近したのは初めてかもしれない。



間近で見る桜はあまりにも綺麗で…かわいかった。




「……………」




ドクン…ドクン………




やけに心臓の音がうるさく聞こえてきた。



そして、次の瞬間に感じたのは………











………鈍い痛みだった。