危険な彼女

「それじゃ、僕は着替えてくるから、適当にゆっくりしててもらえるかな?」




「え?」




適当にゆっくり…


この人は分かって言っているのだろうか?



妹を今日会ったばかりの男と二人きりにするなんて………




「ああ、大丈夫大丈夫。
これでも君のことは信用してるつもりだからね」


「いや、でも…」



「入り口には桃香が待ってるだろうし、着替えなんてすぐ済むから、ね?


………それとも、君は何かする気なのかな?」




「な…なわけないでしょう!?」




焦る俺を見てクスクス笑う梓さん。



今更だが桜と同じ遺伝子を感じずにはいられなかった。