ポンッ そんな柔らかい音が聞こえそうな感じで、大きな手のひらが私の頭の上に乗った。 「笑うな」 「ヤキモチ妬き」 「るせっ」 そう言って、そっぽ向いちゃった。 嬉しいような、困ったような……でも、楽しい。 そんな事を思ってたんだけど、フッと思い出した。 あれ? そう言えば、何か用事があったんじゃ……。