「『うわっ』じゃねぇーよっ! 一体、どん位、外に居たんだ?! 体、冷え切ってんじゃねぇーかよっ!」



ガシガシガシ

涼が怒鳴りながら、私の頭をタオルで乱暴に拭いていた。



手の動きも口調も乱暴だけど……私を心配しているからだ、って分かるから、何も言えない。



でも。

丁度いいから、タオルで顔が隠れているうちに話しておこう。