そして秘密の時間(とき)を共に

ポンポン



えっ?

私の頭の上に、優しく柔らかい涼の手が乗っていた。



2人きりの時にはするけど、こうして誰かが見ているかもしれない所では今までした事がなかったので、戸惑ってしまう。



「さっきは悪かった。なんでも無いから、気にすんな」

「涼」



自覚があったんだ。

そして、私のさっき言った言葉が、それを差しているのが分かったんだ。