そして秘密の時間(とき)を共に

えっ?

バスケットボールのアップリケ?



真実の言葉に反応して、そっちを見た。

あっ……。

私の目に飛び込んできたのは、私がプレゼントされたのと色違いの黄色いエプロン。



「これは自前。可愛いだろ?」

そう言う涼の顔を、恐る恐る見上げた。

そこには、いつもの笑顔。



ちょっと、ホッとした。

ううん、安心して、涙が出そう。