そして秘密の時間(とき)を共に

「優子。なんだかここだけ在校生が多いね」

「まぁね。さっ、ここどうぞ」

優子に案内されたテーブルに座った。



家庭科室で調理した物をここに持ち込み、教室の一部に仕切り板があるその向こうで、ホットプレート等で温めて食べ物を出す流れになっていた。



「ちょっとね、在校生が多いのには理由があって」

優子がそう言って苦笑いをした時。