私、誰かに頼りたかったんだ。

甘えたかったんだ。



僚二が居なくなったのは私のせい。



そう思っていたから、自分は心が苦しくなっても我慢しなくちゃいけないって、ずっと思っていたけど……きっと、心底では誰かに助けて欲しかったんだと思う。



あの日と変わらず、温かい包み込むような笑顔の涼。