「そう。疲れた時に見るとなんだかホッとするから、俺だけの穴場スポットだったんだけどな……2人だけの秘密だぞ」

涼は私の顔を覗き込むように見て、笑って言った。



なんだか、嬉しい。

私が気に入るだろうから、って連れて来てくれたのもだけど……涼が癒される場所を私に教えてくれたのが、嬉しかった。



「で、今度は……回り右して、上を見て」



ん?

涼がそう言うので、素直に言われた通りにしてみた。