うわぁ……。

思わず言葉を失った。

キラキラと市街地のようなネオンじゃなく、一軒一軒の家に明かりが灯っている温かさを感じさせるような光が散りばめられていた。



「……綺麗……」

自然と呟いていた。



「だろう? きっと美雪なら気に入るだろうと思って、いつか連れて来たいなぁ……と思ってたんだ」

えっ?



隣に居る涼を見た。

「そうなの?」