「……見たい、です……」 涼は私の返事を聞いて、私の頭をポンポンと優しく叩いた。 「素直でよろしい。大丈夫、おまえなら出来るって」 いいもん、こうなったら絶対ドライブ連れて行ってもらうもん! こうして、貴重なこの部屋での時間は、今回、ほとんど勉強で終わってしまった。