そして秘密の時間(とき)を共に

元々、中学時代は親に反対されていたのが原因。

高校生になってからは『自分のお小遣いで使えるなら持ってもいい』と許可は出ていたけど、いつも部活で忙しくしているので持っていても必要無いような気がしてた。



でもね。

涼と付き合うようになって、最近、迷っているの。

何かあった時に、『あっ、この事、涼にも教えたいな』って思っても、みんなの前で話せなくて伝えられない事がたくさんある。



トントン

涼がテーブルを指で叩いた音に、ハッとした。