二度目の初恋

麻由が手伝ってくれたおかげで時間までに大体の準備は終わった。
後はみんなが来るのを待つのみ。

≪ピンポーン≫

来たっ!!

ドアを開けると
充琉、ヨシュ、貴洋くんが並んで立っていた。
中に入って貰っていたら…

「ミッく―――ん!?
あらま、男前になっちゃってぇ~~」

母は黙っていられない性格(苦笑)

充琉めがけてマシンガン・トーク炸裂。
横で聞いてる貴洋くんもヨシュも大笑い。
一気に場が和んだ。

「それにしても…あんたのお友達って本当イケメンばっかりね。
言ってた事はあながち外れてなかった訳ね…」

「深紅、お前、家で何喋ってんだよ?」

充琉がお怒りモードだったのでスルー。

「お母さん、あと一人、後から来る人もイケメンだから!」

「あら、楽しみ~♪」

「でも、その人…麻由の彼氏だから!!」

「まぁ、いいわね~~♪」

終始、母の言葉の語尾には♪マークかハートマークが付いていた。