二度目の初恋

「ごめん。これ以上いたら我慢出来なくなる」

困った顔をしてヨシュが離れる。

「おやすみ、深紅」

「おやすみなさい、ヨシュ。
気をつけて帰ってね」

「もちろん!
じゃあね、バイバイ」

バイクの音と共にヨシュの姿が小さくなる。
私は見えなくなるまで手を振った。