二度目の初恋

「美也サマと会わないね?
今どこにいるのかな?
電話しちゃわない?」

「別にいいだろ?」

「なんでー?
せっかく来たんだもん。
記念撮影とかしたいし~。
充琉が掛けてくれないなら私が掛ける!
美也サマの電話番号、教えてっ!」

「…分かったよ。
掛けりゃいいんだろ、掛けりゃ?」