俺様王子☆年下カレシ3

手の甲に、ジュースの垂れた痕ができていた。


一歩の持ってるタオルで手を拭こうとすると…


「…や、やだ。一歩…」


一歩は、タオルから手を離して私の手を取り


手首に流れるジュースの雫をペロリと舐めた。


「うまっ」


「もうっ!恥ずかしいから、そ~いう事やめてよねぇ…」


一歩はニッと笑うと、手を掴んだまま唇をジュースの痕に沿って指先へ滑らせる。


「うぅ…やだってば。何でそんな意地悪するの?」