可奈はもう、俺に必要以上に接しようとはしなかった。 見映えのない黒一色で覆われた曇り空...。 憂鬱だな。 俺は息を吐いた。 天気予報では曇りのち晴れと報道していたけれど、今日は午後まで晴れそうにない。 薄暗い教室は、何だか不気味さを感じさせた。 長い長い1日が終わりを告げる。 授業も終わり、それぞれが帰宅しようと背を向けあった時、事件は起こった。