「小玉くん!足…、私のせいなのに。ごめんね」


軽トラに乗り込んだ小玉くんが、助手席から私を見て目を丸くしていた。


そしてついでに、その横にいる運転席の女性も。


見た目若いけど…お姉さんにしては年上だ。もしかしてこの人がお母さん?!


「うわぁ~、もしかして英士の友達!?美人やねぇ!私の若い頃にそっくりやわ」


彼女は運転席から私に笑顔を向ける。


それを見て、小玉くんが彼女に冷たく言い放つ。


「どこが?」


「あんたは黙っとき」


お母さん?は、小玉くんの喉元を突然ジャブした。