「お~い、未紗っ」


ぼんやりしていた私の頭を、都がトントン叩く。


「あぁ…都」


「あぁ、じゃないよ。どしたの?さっき小玉くんとランチ戻ってきてからずっとボーっとしてるよ?」


「ごめん。もう大丈夫」


いけない。


ボーっとしてる場合じゃない。


小玉くんへのプレゼント…考えないと。