そう思ってたら、彼女は携帯を見てニンマリ笑う。


「小玉くんも部屋に呼んだって。未紗くるかもって言ったら、喜んでたらし~よ?」


え…。そうなんだ。


来ること期待されてるんなら…行こうかな。


都をチラッと見ると、コクコク頷いてる。


「都も…行こ?」


「ううん、私はいーよ。にゃんこ抱きしめて寝とく~」


フフって笑って、添乗員さんからもらったにゃんこをブラブラ揺らす。


「都の事聞いたよ。コータとダメんなっちゃったんだってね。…ま、いいんじゃない?


まーくんのお兄ちゃんが都の事かわいいって言ってたし、また紹介したげる!ねっ。だから未紗行こぉ」