田舎の王子様~照れ屋な俺様

「おい、笑うなや~。ほなセットするわな」


小玉くんは私を段差に座らせると、近くにある手すりにカメラを置く。


気合い入ってるなぁ~。確かに…みんなの前で二人の写真撮られたら、緊張して自然な笑顔になれないと思う。


都に撮ってもらったとしても、多分無理。


「未紗~。もちょっと右」


「はあい」


ツツツと少し右にズレる。


小玉くんの手元のデジカメのランプが点灯する。


「ほな、撮るでぇ~。ピカピカ点滅したらシャッターきれるから」