田舎の王子様~照れ屋な俺様

「えー、全然!親近感もてて、逆に好きになっちゃうぐらいですよぉ」


って、思わず言ってしまう。


大迫さんはフフっと笑うと、鼻をかいて目を細める。


「嬉しーなぁ。高校生からしてもまだオレおじさんじゃないんだ?」


「えーっ、違いますよぉ。大迫さんかっこいいし…モテますよね?老若男女に」


そこまで言うと、大迫さんはブッと吹き出した。


「…おもろいね、キミ。老若男女って…。


まぁ、全般的にウケはい~方だと思うけど、仕事だからね。


常にまんべんなくいい顔してなきゃいけないし…。あ、今は素に近いけど」