周りの音がうるさいとはいえ、誰かに聞かれたら…大変だもん。
「おえ…、指入ったって」
「ごめん。だって、アリもしない事言うからでしょ。ホラ吹くのやめてよね!」
慌て過ぎて夏川くんの鼻にまで指突っ込みそうになったよ…。
「大丈夫だよ。誰も気付いてないから…」
「じゃあ何でそんな事言うの?」
「ん?オレ…聞いちゃったんだよね」
聞いた…。何を?
夏川くんは、ノートの切れ端に
サラサラと文字を書いた。
「おえ…、指入ったって」
「ごめん。だって、アリもしない事言うからでしょ。ホラ吹くのやめてよね!」
慌て過ぎて夏川くんの鼻にまで指突っ込みそうになったよ…。
「大丈夫だよ。誰も気付いてないから…」
「じゃあ何でそんな事言うの?」
「ん?オレ…聞いちゃったんだよね」
聞いた…。何を?
夏川くんは、ノートの切れ端に
サラサラと文字を書いた。


