田舎の王子様~照れ屋な俺様

朝と帰りの送り迎えはしなくなったものの


笑顔もいつも通りだし…。


二人共、凄いなぁって…思った。


私…もし、小玉くんに…他に好きな人できたって言われたら


もう顔も見たくないって思うだろうな。


だって、自分に向けられたこの笑顔が…


もう…自分のものじゃないだなんて


考えるだけで辛くなると思うから。


…失いたくないな。


小玉くんをじっと見つめてると


「何や、また表情暗くなっとんで?なんなら笑かしたろかぁ?」


って言って、私をくすぐってくる。


「きゃっ!ちょっと…やだぁ~。あははっ」


おっきい声を思わず出してしまい、みんなの視線がこっちに注目。