今、僕の目の前に鳥たちが集まってる。小さい鳥はかわいいなぁ。だけど、不自然にでかい青い鳥がいる。
「えさくれ。大好物はお金です」
武田がぬいぐるみの鳥の衣装を着ながら言った。
うざってえ鳥だ。本当に俺は心のそこから思った。そんなとき。もう一方の鳥が武田の鳥を羽で叩いていた。
「このばかちんが、お金じゃないでしょう。こういうときはこういうのさ」
といって、泉は僕の前に来た。
「愛をください。ZOO−−−−−−−−−−−−」
と叫び出した。
とりあえず、俺は二匹の青い鳥にソバットをくらわした。
ドカ、ボコ いい具合に決まった。自分でも惚れ惚れする具合に。
「ど、動物虐待だ。清はショック」
「ま。全くだ。この悪魔が。泉もショック」
「うるさい、さっさと帰れ。別に用事はねーだろうが。何が、清はショック、泉もショックだ。じゃあ、何か無敵王はショックってか、ああそうさ、言って見たかっただけだよ。ちくしょう。俺はな、今からデートなんだ。お前ら帰れや」
「何を言ってるんです。僕たちは青い鳥。そう、人はみな幸せの鳥とも言う。清的に」
「そうそう、つかまてごらんなさい。もれなく青い鳥がお供につきますとも言う泉的に」
「いらねーよ。さっさと帰れよという無敵的に」
って、写っちまったじゃねーか。インフルエンザ見たく、俺は心底こいつらが憎いと感じたね。
「まぁまぁ。まだデートまで時間あるだろ」
泉が言った。
「まぁな」
「そう、かっかするなよ。じき帰るよ」
武田が言った。
「それならいいけど」
まぁ。すぐ帰るんだったらいいか。どうせ、デートまで一時間半あるし。
「ところで、どうやってこの場所が分かったんだ。」
「それはな、武田答えてやれ」
武田が立ちあがり、話し出した。