愛誓 ~アイチカ 初恋物語~



『…………馬鹿でごめん』




あたしはそう言って、先輩の手を振り払って保健室を出た。




走って走って走って走って……





たどり着いたのは校門。




無意識のうちに、あたしは家に帰ろうとしていたのだ。




でも馬鹿なことに、校門では先生も生徒もいる。
もちろん学園祭の準備のため。





『はぁー……』



あたしは涙でぐちゃぐちゃな顔を隠した。