*ハナコイ*



私は…



「後悔なんかしていません…」



後悔なんて、するわけない…



「それより…」



今度は私が、王子様に質問を投げかけた。



「王子様こそ…私なんかで気持ち悪くないですか…?」



ずっと思っていた事…



私は、今は人間だけど元はバラの花…



そんな私で、王子様は本当にいいのかな…



涙がこぼれそうになるのを堪えながら、王子様の顔をじっと見つめた。



「ロゼア…」




私の体をベッドから起こすと、そっと抱きしめる王子様。



王子様の体温が、すごく心地いい…



「ロゼア…俺はバラの花が、1番好きなんだ」