次の日。お日様はロゼアとセルジュの様子を空からずっと見ていた。 何事もなかったように黙々と仕事をこなすロゼア。 セルジュもまた、結婚のお祝いに訪れる客人たちの相手をしている。 お互い思い合っているのに結ばれない思い… お日様はロゼアが気の毒でならなかった。 『ロゼア…やっぱり人間になどしなければよかった…』 お日様はロゼアに魔法をかけた事を心の底から後悔した。