あたしがはじめて死にたいほどの
寂しさ、を覚えたのは
中2の秋だった...



この頃あたしは
女子校に通っていて
「恋がしたーい」なんて
口癖だった。


誰かに愛されたい。
そう願ってた。


そんなあたしが
恋におちた相手は
小学校のときの先輩だった
あたしの大嫌いだった人。


五十嵐 慧
高1だった。