「あ、今何時?」 西に傾いている太陽の光を見て、 私はまだ痛みに悶絶してる織にきく。 「わっかんねぇけど、 もう授業は終わってる。」 「まじっすか。」 「まじっす。」 「まあ、いいか。 授業なんて退屈だし。帰ろ。」 ちょっと前に腰かけたベットから 立ち上がる。 ベットにはまだ、少しだけ 自分の温もりが残っている。 こうなると、2度寝したくなるのだけど、 ここは我慢して家で寝よう。 「さっさと教室にバック取りに行こ。」 私は織をほっといて旧校舎を出た。