「今日はもう終わり?」 煉がロイに訊く。 「うん。終わり。」 「じゃあ、私帰る。」 鞄を肩にかけながら私が言う。 「明日は何時から?」 「授業終わり次第、かな?」 ロイがまたもニヤニヤしながら言った。 「何? そのにやけ顔。」 「いや? なんでもないよ?」 「?」 ロイのにやけ顔を背に、 私はグラウンドから去った。