「え~っと・・・確かこの後に・・・・」 初めての味噌汁作りだけあって、なかなかスムーズには、進まなかったけど、どうにか作ることができた。 「熊さん、味見してみてくれる?」 私は、味見を熊さんに頼む。 「・・・・・・・・・・・・・・」 無言の熊さん。 「・・・・どうだった?」 恐る恐るたずねる私。 「・・・・・・・小夜の・・・味噌汁・・・・おいしかった・・・・」 笑顔で私を見る熊さん。