「それにしても、龍一の奴も回りくどいことするよな。」 執事が出て行った後で、真木ヒナタが、私に話かける。 「どういう意味ですか?」 「何だ、小夜、気づいてなかったのか?」 「・・・?」 「はなっから龍一の奴は、小夜のこと罰するつもりは、微塵もなかったってことさ。」 「そうなんですか?」 サブが、真木ヒナタに詰め寄る。 「ああ、どっかの馬鹿が、でかい声で小夜が女だなんて叫ばなきゃ、笑い話ですんだんだけどな。」 「・・・申し訳ないです。」 サブがうなだれる。