「・・・・・花子がオペレーターで助かったよ。」


 これが、吉田だったら洒落にならん事態になりかねなかった。


「うっかり主砲発射とか、軍事問題だモンね。」


 いや佐倉。それは、ケラケラ笑っていられる状況じゃねぇよ。


「あ~あ。」


「もう一度、通信を・・・」


「発進するぞ、準備しろ!」


 さすがに、怒鳴った。


 これから宇宙だぞ。気を抜いたら、死ぬんだからな。


「「は~い」」


 しぶしぶと所定位置に戻る美並。


「・・・写真ぐらいよろしいじゃありませんか・・・。」


 花子が色々と問題発言しながらも戦艦ホムラ、二度目の航海。


 宇宙へと進む・・・。


 今回の目的は、戦艦ホムラの重力発生装置の仕組みの解析。


 そしてもう一つは、日本上空に停滞している気象衛星の部品交換である。


 特に後者は雅に置ける初の実践となるため、気が抜けない作業となる。


 頼むぞ、祐太。もとい、裕子ちゃん!