「そのおかげで今の奥さんと巡り会えたから
フラれて良かったんだよ

それに、もし帆ちゃんと一緒になったとしても
彼女の心に住み着いた見えない存在に
俺が耐えられなかった気がするよ」


「……なんかわかるような」


帆はあの時、あたしの為に安藤さんとの結婚を考えたんだろう…

なんか複雑だな〜




あの頃の思いと大人になりかけの今の心境とは
限りなく掛け離れてた…

帆の気持ちを考えると
胸が締め付けられた…(v_v)