「おじゃまします」

「そこらへん座って」

「はい」

私は冷蔵庫に食品を入れながらあの子に質問をした。


「何しに来たん?」


「お母さんを助けに来た」

彼女の視線は私


「ちょっと!
私はあんたを産んだ覚えはないし

あんた高校生位でしょ?
どうやって私が産むのよ(笑)」




「あたしは未来から来たから」




「はあ?冗談は止めて」



「冗談なんかじゃないよ」



「ふん。じゃあ、あんたのお父さんは誰なの?」



「未来のことは口にできないの!

ただ未来の帆はちゃんと笑えてない!

だから私が過去のお母さんに会いに来たの」



「そんなのありえないよ。悪いけど帰ってくれる」


私は強い口調であの子を追い返した。



なんかモヤモヤする…

なんなんあの子

私が未来でちゃんと笑えてない?

冗談じゃないわ!

修ちゃんとの幸せな未来を夢見てるのに…

あの子の言葉は幸せ絶頂の私を
本当に不愉快にさせた…