あの時の私は 何かに逃げるのが精一杯で ただひたすら 逃げていたような気がする あの頃の私を唯一知っているあなた いつも横暴な態度で からかわれてばかりだけど 嫌いにはなれなかった 私に“居場所”をくれたあなたに感謝してる だけど、これは死んでも言わない。 だって、 あなたは、大きな大きな ……爪を隠しているから