真っ暗な家に灯りを付け、制服を脱ぎ捨て、私服に着替える。
バイト着を洗濯するため洗濯機に突っ込み、水量や状態をセットし、オンにすると水が勝手に溢れだしてくる。文明の社会とは本当に便利なものだとつくづく感心してしまう。
そして、私は洗濯機から離れ、先ほど向かったばかりの玄関に向かう。

「さて、行くか」

私は電球達のやっときたお仕事を躊躇なく終わらせてやる。

玄関のキーをポケットに突っ込み、私は夜の世界へと飛び出した。