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「んー、どうしようか。何食べたい?」

「何でもいいよー」

「おまかせ」

「それが一番困るんだって」


 私はヤスと大輔を睨んだ。

 2人はヘラヘラしていた。

 久しぶりに3人で食事会をしようということになった。

 食事係は必然的に私になってしまう。

 すごい損な役回りな気がした。

 できるだけ楽なのがいいよね、鍋をするには早いし。

 じゃ、


「カレーは?」

「「いいねー」」


 変なところで息の合う2人に笑った。


「買っていくよ」


 そんな話をしたのは二日前。

 大輔の家の近くにスーパーがあるから、そこで買っていこうと思っていたら、大輔がその前にデートをしようと言ってきた。

 珍しいなと思った。

 デートをしようなんて言われたの久しぶりな気がした。