─泣き虫×強がり─




隆くんの頬に
触れた瞬間──…



「梓?」



隆くんが驚いたように
あたしを見た。



そりゃあそうだよね。



いきなり触られたら。



「あっ…あの…
ごめんなさい!!」



あたしはすぐに謝った。



何やってるんだろう…
あたしったら…
もう恥ずかしい…



そう思った時だった。



──ギュッ…



さっきよりも
強い力で隆くんに
抱き締められていた。