しかし淑恵が台所にいる時には起こらない。
「あとは理花の部屋でぬいぐるみが飛んだり、カバンが飛んだり…」
「でも淑恵はそれを見たわけじゃないと?」
淑恵はうなずいた。
「つまりそれってリカちゃんの…」
「確かに、いたずらかもしれない」
そう考えれば説明つく。
「でもね、理花がそんないたずらをする理由が分からないの」
淑恵は右手を頬にあて、深く考えこむような仕草をした。
確かにそうだ。
リカちゃんがポルターガイストの演出をする必要はどこにある?
「そういえば2回ほど火事もあったんだって?」
「あの子、そんな事まで言ったの!?」
「あ、いや…あたしが根掘り葉掘り訊いたのよ」
「麗美って本当ウソつけない性格だよね」
淑恵は一度、大きなため息をついた。
「最初はね、裏庭に置いといた新聞紙が燃えたのよ」
淑恵たちの住むアパートには、猫の額ほどの庭があるそうだ。
そこに置いた新聞紙が燃えたのが今月のはじめ。
「あとは理花の部屋でぬいぐるみが飛んだり、カバンが飛んだり…」
「でも淑恵はそれを見たわけじゃないと?」
淑恵はうなずいた。
「つまりそれってリカちゃんの…」
「確かに、いたずらかもしれない」
そう考えれば説明つく。
「でもね、理花がそんないたずらをする理由が分からないの」
淑恵は右手を頬にあて、深く考えこむような仕草をした。
確かにそうだ。
リカちゃんがポルターガイストの演出をする必要はどこにある?
「そういえば2回ほど火事もあったんだって?」
「あの子、そんな事まで言ったの!?」
「あ、いや…あたしが根掘り葉掘り訊いたのよ」
「麗美って本当ウソつけない性格だよね」
淑恵は一度、大きなため息をついた。
「最初はね、裏庭に置いといた新聞紙が燃えたのよ」
淑恵たちの住むアパートには、猫の額ほどの庭があるそうだ。
そこに置いた新聞紙が燃えたのが今月のはじめ。


