「綺羅奈まただよ。教室の前でたむろって。あれじゃ入れないよ‥」
 そう、最近私達のクラスの前でたむろってる集団。
 =私の一番関わりたくない人達。
 男五人組でリーダー格の奴が確か
 「早瀬川 春樹」(はやせがわ はるき)
 って奴だと思う。
「ねぇ、どーしよっ」
 周りの人がかなり困っている。
 こうなったら、私が撤去させるしかない。
 イメージ↑にもなるし。
 本当は関わりたくないけど‥。
 しかたなく、
「私に任せて」
 なんて言って彼らに近づいたんだ。
─これがきっと私達の出会いだったんだね。私の人生が九十度変わろうとしていたんだ─
「あなた達、どいてくれない。周りの迷惑なんだよね。」
「嘘~超可愛いんだけど、ねぇ一緒に遊ばない?」
 あの、私の話聞いてます。
 趣旨違くない。
 その時、
「おい、やめとけ。「真面目ちゃん」はきっとつまんないぜ。
 うっせーからどくぞ。」
 って早瀬川春樹が言った。
 正直かなり「カチン」ってきたけど、
「さっすがー綺羅奈、助かった。」
 って周りの子が言うので、解決したし忘れる事にした。