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その日の夜。部屋には寄り添うように座るヴェルヌとミュリエルの姿があった。
「ヴェルヌ様…」
ヴェルヌの肩に体を預けながら、ミュリエルがゆっくりと話し出した。
「私…部屋でひとりでいる時間が心細くて…だから悪いことばかり考えてしまって…」
そう言ってミュリエルはヴェルヌを見つめた。
「酷いことを言って…すみませんでした…んっ」
ミュリエルの唇に、ヴェルヌの唇が重なる…
「俺も…お前の気持ちを考えず何も話さなかった…それがお前を苦しめているとも知らず…」
唇が触れるか触れないかの距離で、ヴェルヌはミュリエルを見つめる。
恥ずかしさのあまりミュリエルが顔を反らそうとしたがヴェルヌによってそれはかなわなかった。
ミュリエルの顎にそっと手をかけ、親指で唇をなぞる。


