「まあ、こんなもんだな。」
「そうですね。」
生徒主体のイベントという事で
自分達に充てる時間なんざ
なかった為、完成度については
このくらいで合格点とする。
そうじゃなきゃ、さすがに、
真月達もやりにくいだろう。
・・・とか、思っていた。
だが、
奴らの、
パフォーマンスの完成度には
脱帽する結果となった。
いつ、練習したんだか・・・
受付嬢が、こいつらが、
セミプロだって
言ってただけの事はある。
実際の話は知らないが
そう言わしめるだけの
出来栄えではある。
それが証拠に、
参加者や生徒以外にも、
さっきまでの倍程の立見客で、
ライブハウスが
俄かに熱気を放っていた。
「趣味バンドだなんて、
もったいねぇよなあ。」
堂野さんが、
そのパフォーマンスをみて、
唸っていた。



